4月になりました。
新型コロナ感染症の発生から早1年が経ったにもかかわらずまだ収束の気配が感じられません。
この1年で、緊急事態宣言、まん延防止等重点措置、医療非常事態宣言と出されましたが、
その効果は限定的で私たちには「コロナ慣れ」のような気持ちのゆるみが出ています。
この原因は、これらの宣言のもつ言葉のメッセージが私たちにうまく伝わっていないことが原因ではないでしょうか?
特に、まん延防止等重点措置は「マンボウ」と略されましたが、親しみやすさはあるものの緊急性重篤性は感じられません。
言葉は、正確に確実にしっかり伝わらなければなりません。
むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、
ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、
まじめなことを、ゆかいに、
ゆかいなことをあくまでゆかいに (井上ひさし)
医師が患者に説明するときにもこうありたいものです。
令和3年4月8日
2021-05-06 14:31:00
ヒポクラテスのひとり言(過去の記事)